久しぶりに訳の分からないものを書いてしまったので、落ちたくない人は回れ右して下さい。
Hくんと後輩Oくんとの飲みは、とても勉強になる半面、とても考えさせられるのです。
例えば。
ここに咲優がいます。娘として。姉として。長女として。
ここに咲優がいます。同性の友達として。異性の友達として。
ここに咲優がいます。先輩として。後輩として。同僚として。
全部ひとりの私だけど、それぞれに少しずつ違ってて、それぞれの抱く私、「咲優」という人物は人によって全然違う。
良く思われて悪いことはないと思う。良く思われたいと思うのも悪いことじゃないと思う。ヒールを演じなきゃいけないときもあるけど、わざわざ人に嫌われたいと思う人はあまりいないと思う。
じゃあ。ここに咲優がいます。彼女として。
やっぱり、彼氏には可愛いと思われたい。それで素敵な彼女でいたい。できるだけ寛容な。できるだけ素直な。誰から見たっていい彼女だね、って言ってもらえるような、そんな彼女になりたい。
だから言葉を飲み込むことがよくある。「これを言ったら嫌われるんじゃないか」「こんなことしたら呆れられるんじゃないか」って少しでもよぎると言えなくなる。
多分先輩にとってはなんとも思わないようなことも多いと思う。私だけが気にしてるんだと思う。でも「そうですね」って無難に返す度に、ちょっと胸が痛くなる。
このかすかな一線を越えると、きっとまた同じ間違いをする。自己主張と我儘がいっしょくたになって、頭と心がぐしゃぐしゃで、気付いたらいろんなものを壊してる。あんな風にまたなるのは嫌だ。
越えれないのは、「先輩が私を嫌いになるかもしれない」と自分が思ってしまってるから。そんな訳ない、と信じてる気持ちと、そんな訳ないよね?って信じたい気持ちが同居してる。だから私は先輩の想いを裏切り続けてきてるし、こう思ってる限り裏切り続けてく。
それだから痛くなる。私はなんで応えられる心を持ってないんだろう、って。なんて狭量で、醜いんだろう。
持ってないから、言えない。できるだけ寛容に見えるように、できるだけ素直に見えるように。嘘は言わない。本当のことは言えない。
でも大好きっていうのは本当ですよ。
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